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女性学Vol.30発行されています

女性学Vol.30が発行されています。

特集
特集にあたって 2022 年大会シンポジウム 巻頭言
ジェンダー化された表象とフェミニズム 古久保さくら・荒木菜穂(コーディネーター)
「ジェンダー化された表象」を読解する ―ジェンダー美術史の視点から 吉良智子
美少女キャラ/萌えキャラ炎上を再考する 前之園和喜
メディアとジェンダー表象 ―新しいメディアという視点から 田中東子

論文
無毛化する女子高生の身体 合場敬子
性暴力をめぐるフェミニズムと精神医療の往還 ―1960年代以降の英語圏のフェミニストによる「被害者‐サバイバー言説」の展開に着目して 井上瞳
美容職⼥性は⾃らの職業をどのように解釈するのか ―職業のジェンダー化に関する考察 永山理穂

情報・書評・新刊紹介
ケイリン・オコナー著、中西大輔監訳『不平等の進化的起源 ―性差と差別の進化ゲーム』大久保佳美
佐藤文香著『女性兵士という難問 ―ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学』清末愛砂
李亜姣著『現代中国の高度成長とジェンダー ―農嫁女問題の分析を中心に』伊田久美子
井上輝子さんを偲んで
追悼 井上輝子さん 千田有紀
故井上輝子さん 日本女性学会における活動 内藤和美
表紙は以下をクリックしてください。

女性学Vol.29発行されています

女性学Vol.29が発行されています。

特集
特集にあたって
2021 年大会シンポジウム巻頭言
「ポストフェミニズム」を、どの視座からいかに問うのか
海妻径子・荒木菜穂(コーディネーター)
ポストフェミニズムから 99%のためのフェミニズムへ 菊地夏野
ポストフェミニスト的言説パターンの登場とその特徴 高橋幸
ジェンダー平等が達成されたと思わされている社会機構はなにか 近本聡子

論文
『青鞜』におけるレズビアニズムの再考 ―掲載小説を手掛かりにして 趙書心
運動部活動におけるミソジニスティック/ホモフォビックな会話と性差別意識 三上純
1990年代の中国本土における当事者による同性愛言説の形成 ―呉春生をはじめとする運動家の活動を中心に 于寧

究ノート
デートDV予防教育の効果に関する調査研究 ―自然言語処理手法を援用した試み 長安めぐみ
情報・書評・新刊紹介
トランス・オーラルヒストリーの視点 北米の研究動向を中心に 武内今日子
シンジア・アルッザ、ティティ・バタチャーリャ、ナンシー・フレイザー著、惠愛由訳
『99%のためのフェミニズム宣言』 遠山日出也
大串尚代著『立ちどまらない少女たち ――〈少女マンガ〉的想像力のゆくえ』 伊藤淑子
広井多鶴子編著『下田歌子と近代日本 ――良妻賢母論と女子教育の創出』石崎裕子
表紙は以下をクリックしてください。

『女性学』26号(2018)/2019年3月発行

特集

ダイバーシティ推進政策とジェンダー/セクシュアリティの政治――「LGBT 主流化」をめぐって

特集にあたって 堀江有里
《エスニック・フェア》のダイバーシティ—可視性の政治を巡って 清水晶子
性的マイノリティをめぐる量的データ
――ダイバーシティ推進の文脈における両義性
釜野さおり
文学作品を通して〈(性の)多様性〉を再考する
──中島京子『彼女に関する十二章』
黒岩裕市

【投稿論文】

〔ヘテロ〕セクシズムを批判する思想としてのフェミニズム:
保守派の異性間単婚制度擁護論にいかに反論すべきか
松田和樹

【研究ノート】

美的労働(aesthetic labour)概念が提起するもの 西倉実季

【書   評】

瀬治山角編著『ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア』 児玉谷レミ
佐藤文香・伊藤るり編『ジェンダー研究を継承する』 堀川修平
関めぐみ『〈女子マネ〉のエスノグラフィー:
大学運動部における男同士の絆と性差別』
川口遼

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)
ISBN:9784778204532

女性学25号(2017)/2018年6月発行

 

特集:暴力・家族をめぐる政策の展開と社会的変容――ジェンダーの視点から

特集にあたって 戒能民江
日本における「gender-based violence ジェンダー化された暴力(violence against women 女性に対する暴力)」対策を考える 北仲千里
政策形成と私たちの意見反映 ――法律の適用を受ける者が立法に参画すべき 遠藤智子
法律は、離婚後の親子関係に介入すべきなのか ――面会交流は親の権利か、子どもの権利か、それとも義務か 千田有紀

投稿論文

「政治塾」と女性の政治参加 ――リクルートメントの観点から 大木直子
近代日本における「妾」に関する新聞記事のジェンダー分析 ――「嫉妬」の社会的構築と「妻」の危機・「妾」の排除 石島亜由美

研究ノート

「モテたい」願望の表明による「女らしさ」の強化 ――2000年代『Can Cam』における「モテ」表象の分析 高橋幸
遊廓を内側から「描く」――和田芳子『遊女物語』(1913)が切り拓いた地平 山家悠平

研究動向

フランスにおける男性運動および男性性研究の動向 海妻径子

書評

本田由紀/伊藤公雄編著『国家がなぜ家族に干渉するのか:法案・政策の背後にあるもの』 小川真理子
オルガ・R・トゥルヒーヨ著 伊藤淑子訳『私の中のわたしたち―解離性同一性障害を生きのびて』 鈴木楓太

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)

ISBN: 978-4883851942

『女性学』24号(2016)/2017年3月発行

特集 「女性活躍推進法」時代の女性学・ジェンダー研究
シンポジウムをふりかえって 古久保さくら
エリート女性への支援は女性全体に資するか
――「勝ち組」女性の課題と女性活躍推進の影響
中野円佳
高卒女性たちの労働と生活を追って 杉田真衣
女性学・ジェンダー研究は変容を求められるのか
――女性の活躍推進法時代を迎えて
清末愛砂
【投稿論文】
「喪失」からはじめる
――J.バトラー『生のあやうさ』「暴力、喪、政治」における倫理の端緒
五十嵐舞
スクオッター集落の形成過程にみる女性の「労働力人口化」
――マニラの港湾地域を事例に
太田麻希子
トランスナショナルなフェミニズム運動と「第三世界」サバイバー表象
――バングラデシュにおけるアシッドバイオレンス根絶運動を事例として
近藤凛太朗
【書   評】
高良美世子著・高良留美子編著『誕生を待つ声明 母と娘の愛と相克』 井上輝子
白井千晶編著『産み育てと助産の歴史 近代化の200年をふり返る』 古久保さくら
【追   悼】
リブ魂の中国女性学研究者 ――秋山洋子さんを偲ぶ 舘かおる

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)
ISBN978-4-88385-191-1

『女性学』23号(2015)/2016年3月発行

特集 スポーツにおける男性性の解体 ――〈周辺〉からの試み
特集にあたって 合場敬子
近代スポーツはジェンダー規範を乗り越える手がかりになり得たか? 來田亨子
性的マイノリティのスポーツサークルにおける戦略的競技志向 風間 孝
身体活動としての女相撲
――越境する女性たちのジェンダー・アイデンティティ
亀井好恵
【投稿論文】
ヘーゲルの自立性再考――ケア論の新展開に向けて 岡崎佑香
日本のセクシュアル・マイノリティ運動の変遷からみる運動の今日的課題
――デモとしての「パレード」から祭りとしての「パレード」へ
堀川修平
【研究ノート】
ハードロック音楽とジェンダー/セクシュアリティ
――プレイヤー戦略とオーディエンスの読みをめぐって
堀江有里
【書   評】
バーバラ・エーレンライク/ディアドリー・イングリッシュ著、長瀬久子訳
『魔女・産婆・看護婦――女性医療家の歴史』
池田直子
石田あゆう『戦時婦人雑誌の広告メディア論』 鈴木楓太

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)
ISBN978-4-88385-184-3

22号(2014)/2015年3月発行 定価2,592円(税込)

特集 出産したらお辞めなさい!? ――産むことをめぐる生政治
特集にあたって 井上輝子
いま、女性を取り巻く現実と「女性が輝く社会」 伊藤和子
子ども虐待の社会・心理的背景 西澤 哲
「事情をかかえた身体」の困難と可能性―「マタニティ・ハラスメント」とはいかなる問題か 杉浦浩美
【投稿論文】
戦時性暴力の再-政治化にむけて―「引揚女性」の性暴力被害を手がかりに 山本めゆ
育児サイト「天津ママネット」と「良き母親」言説 朴 紅蓮
【研究ノート】
米国右派女性に関するフェミニズム研究の展開―<被害者>から<右派フェミニズト>へ 鈴木彩加
【書   評】
アイリス・マリオン・ヤング著、岡野八代・池田直子訳 『正義への責任』 對馬果莉
三部倫子 『カムアウトする親子―同性愛と家族の社会学』 元山琴菜
何春蕤著、舘かおる・平野恵子編、大橋史恵・張瑋容訳
『性/別攪乱―台湾における性政治』
河口和也
非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ・長沖暁子編
『AIDで生まれるということー精子提供で生まれた子どもたちの声』
林 千章

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)
ISBN 978-4-88385-175-1

21号(2013)/2014年3月発行 定価2,592円(税込)

特集 「女」にとって〈美〉とはなにか?美の秩序?資本化?規範の変容?
特集にあたって 千田有紀
書かれた女性の「美」と身体 水無田気流
(田中理恵子)
美の秩序への対抗:女子プロレスラーの身体が示唆するもの 合場敬子
商品化される少女たちのからだ・こころ・性―性の学習権の保護を― 金子由美子
美醜評価の中を生き抜くために―美醜ハラスメント被害とその対処方法 西倉実季
美の秩序への抵抗の可能性―大会ワークショップ雑感 荒木菜穂
【投稿論文】
「ジャパゆきさん」と呼ばれなかった外国籍女性についての言説分析―1980年代・1990年代の商業雑誌記事を用いて 大野聖良
【書評】
ジョーン・W・スコット著、李孝徳訳『ヴェールの政治学』 唐川恵美子
澁谷知美『立身出世と下半身―男子学生の性的身体の管理の歴史』 冨永貴公
丸山里美『女性ホームレスとして生きる―貧困と排除の社会学』 瀬山紀子
モー・リー・イー/ジョン・シーボルト・エイドリアナ・ウーケン著、玉野慎子 住谷裕子訳『DV加害者が変わる―解決志向グループセラピー実践マニュアル』 伊田広行
牧野雅子『刑事司法とジェンダー』 小川真理子

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)
ISBN 978-4-88385-166-9