日本女性学会 学会誌 募集要項

『女性学』第32号 投稿原稿募集

 

1.応募資格

日本女性学会の会員に限る。

 

2.応募原稿

(1) 種類

論文、研究ノート、情報で、未発表原稿に限る。論文は主題について論証が十分なされている点に、研究ノートは主題の提起に独創性があり、今後の展開が期待される点に評価の重点がおかれる。また、情報とは、国内外の女性学をめぐる動向を意味する。

 

(2) 未発表原稿の定義

すでに雑誌論文として掲載予定の原稿、または投稿中(審査中)の原稿は未発表原稿とはみなさない。また、単行本・単行本所収の論文として掲載が既に決定している原稿も、未発表原稿とはみなされない。修士論文や未公刊の博士論文、その他報告書(科研費等報告書、学会報告など)については、学会における議論の発展に、単独の論文として寄与しうるよう必要な改変・修正を施さなければならず、引き写しは未発表とは認めない。またこの際、註などにおいて元原稿が存在する旨を付記することとする。

 

(3) 紙数制限(図表・写真・註・参考文献リストを含む)

論文(20,000 字以内)、研究ノート(8,000 字以内)、情報・書評(4,000字程度)

*すべて全角の文字数として計算(半角の英文字1文字も1文字とカウントする)

*文字数は図表を除き文字カウンター(Wordの場合「校閲」→「文字カウント」→「文字数(スペース含める)」)の文字数を基準とする。

*図表がある場合、A4の大きさのものは800字相当、A4の1/2の大きさのものは400字相当、A4の1/4の大きさのものは200字相当にそれぞれ相当する文字数としてカウントし、文字数と合わせて、規定の文字数とする。

*書式については、必ず「執筆書式」(『女性学』最新号に掲載)を参照すること。

(4) その他

*応募原稿はワープロ・パソコンを使い、40 字×30 行の設定にする。

*使用言語は日本語、全角とする(原則として横書き)。

*執筆要項は必ず『女性学』の最新号の執筆様式を参照すること(今号は、このページの末尾にPDFがついています)。

 

3.編集委員会に送付するもの、送付先、締切

投稿は、以下のワードおよびPDFファイルのデータ送付によって行うこと。

① 提出用シート(執筆者情報、タイトル、論文、研究ノート、情報などの原稿のジャンルの選択、文字数、図表の数、日本語要旨の文字数および文章(500字程度)など)

*WordおよびPDF(テンプレートは日本女性学会ウェブサイトにて掲載)
*英語の要旨および英語のキーワードは8月の提出時は任意とする。

② 論文(目次付き)、研究ノート(目次付き)、情報などの原稿のデータファイル
*WordおよびPDF

③ A4 一枚の執筆者情報:(1)氏名、(2)所属、(3)論文タイトル、(4)住所・電話番号(引越・海外移住の場合は新住所と移転日を明記)、(5)メールアドレス、(6)関心領域
*WordおよびPDF

送付先:日本女性学会事務局内 編集委員会

e-mail:josei.henshu@gmail.com

締切:2024年8月31日(日本時間で9月1日0時より前に受信されたもの)

 

4. 投稿原稿は、コメンテーターによる査読がなされ、最終的な採否は編集委員会が決定する。

*投稿原稿は、日本女性学会設立趣意書および日本女性学会規約の目的(第2条)に基づいてコメンテーターによる査読がなされ、最終的な採否は編集委員会が決定する。

*本学会の査読は、コメンテーター制を取る。査読するコメンテーターが投稿原稿について単にその掲載可否に関する評価を行うだけでなく、執筆者がコメンテーターのコメントを受け、よりよい原稿を作り上げていくことを学会として重視しているからである。

*8月末時点の提出において、書類等に不備がある場合、書類一式を受け付けない場合がある。

 

(1)編集委員会は日本女性学会幹事および日本女性学会会員より5名程度で構成される。

(2)編集委員会は固定ではなく、原則、2年ごとに編成される。

(3)投稿締め切り後、編集委員会を開催し、研究論文・研究ノートに関しては原則2名、情報に関しては原則1名のコメンテーターを決定する。

(4)投稿原稿は、日本女性学会設立趣意書および日本女性学会規約の目的(第2条)に基づいてコメンテーターによる査読がなされる。

(5)査読読終了後、編集委員会は執筆者にたいして編集委員会およびコメンテーターの査読を送付し、必要な場合には原稿の修正と再提出を求める。

(6)特集原稿や依頼書評に関しては、編集委員会にて閲読し、必要な場合には原稿の修正と再提出を依頼する。

(7)研究論文、研究ノート、情報・書評の最終的な原稿掲載の可否は、コメンテーターからの査読結果を基に、編集委員会が全体討議によって最終的に決定する。

 

5. 掲載が決定した場合、以下のものをメール添付の電子データにて提出する。

(1) 最終稿(Word)*目次や注の機能をつけないこと

(2) 日本語、英語による表題

(3) 論文・研究ノートの場合は、300words 以内の英語要旨、500字程度の日本語要旨

(4) 「執筆者一覧」原稿:執筆者氏名、所属、関心領域を日本語・英語の両方で表記

(5) キーワード(3-5語):日本語・英語の両方で表記。ただし、情報の場合は不要

 

6.デジタル化および他のメディアでの公開等については以下の通りとする。

(1) 掲載論文等を転載する際には、事前に日本女性学会に連絡すること。

(2) 原則として自己の著作の複製権および使用権について、執筆者に対する制限はなされないが、掲載された号の発行から1年間は転載を控えること。

(3) 日本女性学会はウェブサイトにおいて『女性学』の掲載論文等をデジタルデータとして発表することができる。論文等の掲載が決定された原稿について、執筆者はオンライン化(デジタルデータとしての公開)にも同意したとみなす。

(4) 掲載論文等のデジタル化は原則として、J-Stageにて、学会誌の発刊の1年後以降に行う。

 

執筆書式

学術論文ではあるが、専門分野の異なる人にも理解できる表現を心掛けること。

見出し/小見出し

1.原稿の最初に見出し/小見出しを掲げる。

2.本文中の見出しはⅠ、1、(1)の順とし、アラビア数字については半角で表記する。

【例】

はじめに

I 問題の所在──豊田市の女性の投票参加の意味するもの

II 豊田市の工業都市形成期──昭和30 年代の政治的様相

  1. 工業都市への市政転換
  2. 二つの政治勢力の形成

(1)在来地域社会の政治勢力

(2)企業社会の政治勢力

III 豊田市における昭和30 年代の政治と女性

  1. 調査の目的と調査方法
  2. 豊田市の昭和30 年代における女性の政治参加の概要

(1)女性の投票参加を高めた選挙の争点と背景

(2)二つの勢力への女性の取り込み……

おわりに

 

文中の引用

1. 本文中で引用する場合、引用文には「 」を用いる。行数の多い引用は、本文との間を前後1行あけ、全体を2字下げにする。出典については、本文中に(著者名、出版年、引用ページ)と示すこととする。文献の詳細については、文献目録に記載する(「参考文献目録」参照)。

(1) 和書引用の出典表記の例

文章または引用文「 」の後で(井上、1992、18-19)。

(2) 外国語書引用の出典表記の例

文章または引用翻訳文「 」の後で(Firestone, 1971, 67)。

(3) 同一筆者による同年の著作が複数ある場合、発表年の後にアルファベットで通し番号を付け、参考文献目録における挙示と対応させる。

 

2. 書籍名(雑誌を含む)のみの表記については『 』(例:『書籍名・雑誌名』)を、論文名のみの表記については「 」(例:「論文名」)を用いる。

3. 自著引用の場合、拙著・拙稿などの表記は避け、氏名を表記することとする。

 

註は、本文のその箇所に1、2の通し番号をつけ、内容は本文の後(文献目録の前)に一括して記載する。読者が読みやすい文章を心掛けるためにも、本文の流れの中に含めることができるものはできるだけ本文中に組み込み、省けるものは省く。

 

参考文献

1.参考文献目録は、本文、註の後に一括して記載する(本文、註、参考文献目録の順)。

2.記載項目

(1) 単著の場合   著者名、出版年、書名、出版社名

(2) 共著の場合   論文著者名、出版年、論文名、編者名、書名、出版社名

(3) 雑誌の場合  論文著者名、出版年、論文名、雑誌名、巻号、(任意で出版社名)、ページ

(4) 外国語文献に邦訳のある場合  (原書の著者名(日本語)、邦訳者名、出版年、邦訳題名、出版社名)を、原書の記載後に続けて書く。

(5) 論文には「 」を、単行本、雑誌名には『 』をつける。

 

3.文献列挙の形式

(1) 著者名はアルファベット順に並べ、和書・外国語書混合とする。

(2) 同一著者の文献は、発表年の古いものから順に並べる。同一著者による同年の著作が複数ある場合、発表年の後にアルファベットで通し番号を付す。

 

【例】

書籍の場合

江原由美子、1990、『フェミニズム論争── 70 年代から90 年代へ』、勁草書房

Firestone, Shulamith. (1971) The Dialectic of Sex, Bantam Books,(ファイアーストーン, シュラミス著、林弘子訳、1972、『性の弁証法』評論社)

Norris, Pippa and Joni Lovenduski. (1995). Political Recruitment: Gender, Race and Class in the British Parliament, Cambridge University Press.

 

  • 書籍の一部の場合

亀田温子、1991、「平等をめぐる世界の動き・日本の動き」西村絢子編著『女性学セミナー』東京教科書出版、224 -248.

Wellard, Ian. (2006). “Exploring the Limits of Queer and Sport: Gay Men Playing Tennis”, in Jayne Caudwell. (Ed.), Sport, Sexualities and Queer/Theory, Routledge, 76-89.

 

  • 雑誌掲載論文の場合

秋山洋子、1996、「中国の女性学――李小江の『女性研究運動』を中心に」『女性学』4号、8-34.

Mitchelle, Juliet. (1966). “Women: The Longest Revolution”, New Left Review, No. 40, 11-37.

 

  • ウェブサイトの場合

内閣府男女共同参画局『男女共同参画センター等の職員に関するアンケート結果について』http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/kekka.pdf2009(2009 年3月30日取得)

 

図・表

本文とは別のファイルで作成のうえ、通し番号をつけ、本文データファイルに挿入箇所を赤字で指定する。

1ページを使って掲載する図表は1200字、半ページは600字、1/4ページは300字として換算し、上記の「応募原稿」にて指定の紙数制限内に収める。

ルビは、本文データファイルに赤字で記入する。

32号提出用シートdoc

32号提出用シートpdf

募集要項pdf