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女性学Vol.32が発行されています

女性学Vol.32が発行されています。

特集

特集にあたって2024 年大会シンポジウム巻頭言「女性学を継承する」 牟田和恵(司会・コーディネータ)
女性学からジェンダー研究へー制度化への道 上野千鶴子
女性学とジェンダー研究のあいだ―なにが異なり、なぜすれ違うのか 佐藤文香
ディスカッサント 加藤秀一 古川直子

論文

「同性パートナーシップ制度」導入自治体における「要綱型」選択の要因分析―導入初期20自治体へのアンケート調査から 古川久瑠実
20世紀前半の大阪市立衛生試験所による学童弁当改善運動と母役割―愛情弁当論誕生の史的背景 土屋匠平

研究ノート

エコフェミニズムにおけるヴァンダナ・シヴァの再評価―戦略的母性主義の観点から 笠原恵美

新刊紹介

上野千鶴子・江原由美子編『挑戦するフェミニズムーネオリベラリズムとグローバリゼーションを越えて』 茶園敏美
高橋幸・永田夏来編 『恋愛社会学ー多様化する親密な関係に接近する』 荒木菜穂
ダリア・リスウィック著・秋元由紀訳『レイディ・ジャスティスー自由と平等のために闘うアメリカの女性法律家たち』 宮津多美子

正誤表 『女性学』32号

女性学Vol.31発行されています

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特集

特集にあたって 2023年大会シンポジウム

巻頭言 性犯罪、性暴力に対して日本社会はどう変わったか~加害者が責任を取らされ、被害者の思いが受け止められる社会への道のり 北仲千里(コーディネーター)

支援現場からみえる性暴力被害の実態 周藤由美子

2023年6月刑法改正~同意のない性的行為は処罰されるのか 中山純子

メディアと性暴力〜当事者性と報道、その背景 吉永磨美

 

論文

女性研究者が語る研究職としてのキャリアに関する意識の変化――大学が実施する上位職育成プログラム参加者へのインタビュー調査から 樋熊亜衣・河野禎之

洋風化粧の普及におけるジェンダーの利用―美容師の役割に着目して  楊 雅韻

「人格的ケア関係」としての夫婦における親密性と平等性ー「フェミニズム正義論」を手がかりとして

岡田玖美子

自衛隊の軍事的男性性をいかに論じるのか―戦う軍事組織か、戦わない軍事組織か 児玉谷レミ

 

書評

杉浦郁子・前川直哉著、『「地方」と性的マイノリティ——東北6県のインタビューから』 大森駿之介

女性学Vol.30発行されています

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特集
特集にあたって 2022 年大会シンポジウム 巻頭言
ジェンダー化された表象とフェミニズム 古久保さくら・荒木菜穂(コーディネーター)
「ジェンダー化された表象」を読解する ―ジェンダー美術史の視点から 吉良智子
美少女キャラ/萌えキャラ炎上を再考する 前之園和喜
メディアとジェンダー表象 ―新しいメディアという視点から 田中東子

論文
無毛化する女子高生の身体 合場敬子
性暴力をめぐるフェミニズムと精神医療の往還 ―1960年代以降の英語圏のフェミニストによる「被害者‐サバイバー言説」の展開に着目して 井上瞳
美容職⼥性は⾃らの職業をどのように解釈するのか ―職業のジェンダー化に関する考察 永山理穂

情報・書評・新刊紹介
ケイリン・オコナー著、中西大輔監訳『不平等の進化的起源 ―性差と差別の進化ゲーム』大久保佳美
佐藤文香著『女性兵士という難問 ―ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学』清末愛砂
李亜姣著『現代中国の高度成長とジェンダー ―農嫁女問題の分析を中心に』伊田久美子
井上輝子さんを偲んで
追悼 井上輝子さん 千田有紀
故井上輝子さん 日本女性学会における活動 内藤和美
表紙は以下をクリックしてください。

女性学Vol.29発行されています

女性学Vol.29が発行されています。

特集
特集にあたって
2021 年大会シンポジウム巻頭言
「ポストフェミニズム」を、どの視座からいかに問うのか
海妻径子・荒木菜穂(コーディネーター)
ポストフェミニズムから 99%のためのフェミニズムへ 菊地夏野
ポストフェミニスト的言説パターンの登場とその特徴 高橋幸
ジェンダー平等が達成されたと思わされている社会機構はなにか 近本聡子

論文
『青鞜』におけるレズビアニズムの再考 ―掲載小説を手掛かりにして 趙書心
運動部活動におけるミソジニスティック/ホモフォビックな会話と性差別意識 三上純
1990年代の中国本土における当事者による同性愛言説の形成 ―呉春生をはじめとする運動家の活動を中心に 于寧

究ノート
デートDV予防教育の効果に関する調査研究 ―自然言語処理手法を援用した試み 長安めぐみ
情報・書評・新刊紹介
トランス・オーラルヒストリーの視点 北米の研究動向を中心に 武内今日子
シンジア・アルッザ、ティティ・バタチャーリャ、ナンシー・フレイザー著、惠愛由訳
『99%のためのフェミニズム宣言』 遠山日出也
大串尚代著『立ちどまらない少女たち ――〈少女マンガ〉的想像力のゆくえ』 伊藤淑子
広井多鶴子編著『下田歌子と近代日本 ――良妻賢母論と女子教育の創出』石崎裕子
表紙は以下をクリックしてください。

『女性学』26号(2018)/2019年3月発行

特集

ダイバーシティ推進政策とジェンダー/セクシュアリティの政治――「LGBT 主流化」をめぐって

特集にあたって 堀江有里
《エスニック・フェア》のダイバーシティ—可視性の政治を巡って 清水晶子
性的マイノリティをめぐる量的データ
――ダイバーシティ推進の文脈における両義性
釜野さおり
文学作品を通して〈(性の)多様性〉を再考する
──中島京子『彼女に関する十二章』
黒岩裕市

【投稿論文】

〔ヘテロ〕セクシズムを批判する思想としてのフェミニズム:
保守派の異性間単婚制度擁護論にいかに反論すべきか
松田和樹

【研究ノート】

美的労働(aesthetic labour)概念が提起するもの 西倉実季

【書   評】

瀬治山角編著『ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア』 児玉谷レミ
佐藤文香・伊藤るり編『ジェンダー研究を継承する』 堀川修平
関めぐみ『〈女子マネ〉のエスノグラフィー:
大学運動部における男同士の絆と性差別』
川口遼

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)
ISBN:9784778204532

女性学25号(2017)/2018年6月発行

 

特集:暴力・家族をめぐる政策の展開と社会的変容――ジェンダーの視点から

特集にあたって 戒能民江
日本における「gender-based violence ジェンダー化された暴力(violence against women 女性に対する暴力)」対策を考える 北仲千里
政策形成と私たちの意見反映 ――法律の適用を受ける者が立法に参画すべき 遠藤智子
法律は、離婚後の親子関係に介入すべきなのか ――面会交流は親の権利か、子どもの権利か、それとも義務か 千田有紀

投稿論文

「政治塾」と女性の政治参加 ――リクルートメントの観点から 大木直子
近代日本における「妾」に関する新聞記事のジェンダー分析 ――「嫉妬」の社会的構築と「妻」の危機・「妾」の排除 石島亜由美

研究ノート

「モテたい」願望の表明による「女らしさ」の強化 ――2000年代『Can Cam』における「モテ」表象の分析 高橋幸
遊廓を内側から「描く」――和田芳子『遊女物語』(1913)が切り拓いた地平 山家悠平

研究動向

フランスにおける男性運動および男性性研究の動向 海妻径子

書評

本田由紀/伊藤公雄編著『国家がなぜ家族に干渉するのか:法案・政策の背後にあるもの』 小川真理子
オルガ・R・トゥルヒーヨ著 伊藤淑子訳『私の中のわたしたち―解離性同一性障害を生きのびて』 鈴木楓太

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)

ISBN: 978-4883851942

『女性学』24号(2016)/2017年3月発行

特集 「女性活躍推進法」時代の女性学・ジェンダー研究
シンポジウムをふりかえって 古久保さくら
エリート女性への支援は女性全体に資するか
――「勝ち組」女性の課題と女性活躍推進の影響
中野円佳
高卒女性たちの労働と生活を追って 杉田真衣
女性学・ジェンダー研究は変容を求められるのか
――女性の活躍推進法時代を迎えて
清末愛砂
【投稿論文】
「喪失」からはじめる
――J.バトラー『生のあやうさ』「暴力、喪、政治」における倫理の端緒
五十嵐舞
スクオッター集落の形成過程にみる女性の「労働力人口化」
――マニラの港湾地域を事例に
太田麻希子
トランスナショナルなフェミニズム運動と「第三世界」サバイバー表象
――バングラデシュにおけるアシッドバイオレンス根絶運動を事例として
近藤凛太朗
【書   評】
高良美世子著・高良留美子編著『誕生を待つ声明 母と娘の愛と相克』 井上輝子
白井千晶編著『産み育てと助産の歴史 近代化の200年をふり返る』 古久保さくら
【追   悼】
リブ魂の中国女性学研究者 ――秋山洋子さんを偲ぶ 舘かおる

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)
ISBN978-4-88385-191-1

『女性学』23号(2015)/2016年3月発行

特集 スポーツにおける男性性の解体 ――〈周辺〉からの試み
特集にあたって 合場敬子
近代スポーツはジェンダー規範を乗り越える手がかりになり得たか? 來田亨子
性的マイノリティのスポーツサークルにおける戦略的競技志向 風間 孝
身体活動としての女相撲
――越境する女性たちのジェンダー・アイデンティティ
亀井好恵
【投稿論文】
ヘーゲルの自立性再考――ケア論の新展開に向けて 岡崎佑香
日本のセクシュアル・マイノリティ運動の変遷からみる運動の今日的課題
――デモとしての「パレード」から祭りとしての「パレード」へ
堀川修平
【研究ノート】
ハードロック音楽とジェンダー/セクシュアリティ
――プレイヤー戦略とオーディエンスの読みをめぐって
堀江有里
【書   評】
バーバラ・エーレンライク/ディアドリー・イングリッシュ著、長瀬久子訳
『魔女・産婆・看護婦――女性医療家の歴史』
池田直子
石田あゆう『戦時婦人雑誌の広告メディア論』 鈴木楓太

A5判 並製 定価2592円(本体2400円+税)
ISBN978-4-88385-184-3