2017年度 大会予告 (2017. 06)

2017年度大会予告

詳しくは 日本女性学会ニュースレター 第140号[pdf]をご覧ください。

会場:中京大学 名古屋キャンパス


プログラム

第1日 6月17日(土)

13:00~16:30 大会シンポジウム、その後総会、懇親会

第2日 6月18日(日)

9:30~15:00(昼食休憩を1時間ほど含みます) 個人研究発表、ワークショップ


2017年大会シンポ趣旨

暴力・家族をめぐる政策の展開と社会的変容

―ジェンダーの視点から―

シンポジスト: 北仲千里さん、遠藤智子さん、千田有紀さん
進行: 戒能民江さん

趣旨説明

1980 年代後半以降、不十分ながら、日本でもセクハラ、DV、性暴力問題への取り組みが行われ、法律制定に 伴う体制が整備されたことで、状況の改善や、人々の認識や態度の変容をもたらした側面もみられる。しかしその一方で、DV、セクハラ、性暴力対策の内実は極めて不十分であり、グローバルなスタンダードからは、かなり遅れていると言わざるを得ない。日本ではむしろ、「DV 冤罪」論などのバックラッシュが国会などではかなり影響力を持っており、抜本的な問題解決が難しい状況にある。

他方、1907 年に定められた時代遅れの日本の刑法性犯罪規定が、100 年の時を経て、ようやく改正されようとしている。今回の刑法改正では、強姦罪の「暴行脅迫」要件の緩和など、ジェンダーやセクシュアリティをめぐる重要な論点については改正に含まれず、残念ながら、不十分な改正にとどまる見通しである。また、刑法改 正と車の両輪をなすべき、「性暴力被害者支援法」制定の動きも不透明である。

さらに、「DV 冤罪論」バックラッシュと同根のところから発している、別居・離婚後の親子の面会交流を強制しようという動きや、国が企業や大学に婚活をさせようという政策の提示、さらには、旧い家族関係を復活させ、 個人の権利を否定しようというような憲法改正の動きがみられる。いずれも、本来、課題の解決のために必要な対策の実現という視点に欠けるだけではなく、この間、築きあげられてきた一定の成果への影響が危惧される。 そこで、今回のシンポジウムでは、このような動きがどのような問題をかかえているのか、その社会的背景を 含めて、3つの報告を通じて議論を深めていきたい。

1.日本の DV や性暴力に関して、どのような「ポジティブな到達点」があるのか、そして、現状の課題は何か、 法制度や政策についても触れるが、法学的な議論というよりは、社会全体の変化をも視野に入れて、検討する。

2.いわゆる「抵抗勢力」の法制定を目指す動きの特徴と背景について、分析する。

3.「面会交流強制法」の動きなどに絡んだ、家族をめぐる議論を中心に、SNS 上のバックラッシュなどについても考察する。

報告者として、まず、DV やセクハラ、性暴力問題について社会学の立場から研究に取り組むとともに、被害者支援の現場で実践を積み重ねてきた北仲千里さんに、日本の性暴力や DV 政策の到達点および、新たな動向の社会的意味について報告していただく。次に、DV 法改正など、長らくロビー活動で中心的役割を担ってきた遠藤智子さんから、いわゆる「抵抗勢力」と政策形成との関連について、ご報告いただく。最後に、家族社会学の観点からの調査研究を踏まえて、最近の立法動向に特徴的な家族をめぐる議論について、千田有紀さんにお話しいただく。

日本女性学会2017年大会シンポジウムチラシ [pdf]

NewsLetter 第140号 2017年 5月発行

日本女性学会NewsLetter

(*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります)

NewsLetter No. 140(2017年 5月発行)
→右のリンク先をクリックするとpdfファイルが開きます news140 web

 

 

投稿日: 2017年5月16日 カテゴリー: NewsLetter

「少額研究活動支援」対象者募集のお知らせ (2017.04)

日本女性学会 2017年度
「少額研究活動支援」対象者募集のお知らせ

日本女性学会では、常勤ないし正規雇用契約をもたず、研究財源の確保に困難をかかえている会員の研究活動を支援することを目的に、「少額研究活動支援」を創設しました(2011 年度総会承認)。要件に該当する会員を対象に、研究活動支援金を支給します。下記の通り、2017年度の支給対象者を募集します。ささやかな活動ですが、ぜひ活用ください。

内容: 対象者の日本女性学会の趣旨に沿った活動に対し、1人あたり3万円の研究活動支援金を支給する
対象: 2017年度 4月1日以降に常勤ないし正規雇用契約をもたない会員10名
応募要件:
  1. 前年度までの会費が納入されていること
  2. 日本女性学会会員の会費区分6000円の者
  3. 常勤ないし正規雇用契約下にないこと
  4. 日本学術振興会特別研究員でないこと
    ※ただし、本研究活動支援金の支給は1人あたり3回までとする。
応募方法: 日本女性学会ウェブサイトに備える応募用紙により日本女性学会事務局宛郵送
応募締切: 2017 年4月28日(金)着分まで

応募用紙は、少額研究助成のページからダウンロードしてください。

プレ研究会のお知らせ (2017. 03)

 研究会のご案内

2017年 大会シンポジウム プレ研究会

 

テーマ:暴力・家族をめぐる政策の展開と社会的変容 ――ジェンダーの視点から

シンポジスト:北仲千里、遠藤智子、千田有紀
進行:戒能民江

大会シンポジウムのパネリストにおいでいただき、シンポジウムに向けた準備の研究会を開催します。
どなたでも参加できます。
資料等準備の都合上、参加希望者はなるべく事前に研究会担当幹事までメールでご連絡ください。

日時:2017年3月18日(土) 13時~15時
場所:大正大学 2号館5階252教室
所在地:東京都豊島区西巣鴨3-20-1
■都営地下鉄三田線・・・「西巣鴨」駅より徒歩2分
■JR埼京線・・・「板橋」駅東口より徒歩10分
■都電荒川線・・・「庚申塚」駅または「新庚申塚」駅より徒歩7分
詳しいアクセスは、https://www.tais.ac.jp/utility/access_map/をご覧ください。

研究会担当: 渋谷典子

NewsLetter 第139号 2017年 2月発行

日本女性学会NewsLetter

(*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります)

NewsLetter No. 139(2017年 2月発行)
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投稿日: 2017年2月7日 カテゴリー: NewsLetter

NewsLetter 第138号 2016年10月発行

日本女性学会NewsLetter

(*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります)

NewsLetter No.138(2016年10月発行)
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投稿日: 2016年11月11日 カテゴリー: NewsLetter

第19期 幹事会 自己紹介

去る2016年6月18日(土)〜19日(日)、明治学院大学(白金キャンパス)にて、日本女性学会 2016年度大会が開催されました(シンポジウムや分科会等の報告につきましては、ニューズレター第138号をご覧ください)。6月18日のシンポジウムの後、総会が開催され、第19期幹事会が発足しました。

●新幹事の紹介

第19期 新幹事会発足にあたって

規約改正により、これまでよりも人数を減らし、スリム化した新幹事会が発足しました。幹事会のメンバーをご紹介します。


幹事自己紹介と抱負

北仲千里

ジェンダーの社会学、「ジェンダーに基づく暴力」研究、ハラスメントや研究不正研究

 大学のハラスメント専任相談員をしつつ、研究と、同時にDVシェルター運動にもかかわっています。自分が代表を担うべき器であるとはとても思えませんが、世代交代の流れもあり、以前から何度か幹事をした経緯から、今回、代表幹事を務めさせていただくことになりました。ある意味急速に変化しているジェンダー問題をめぐる社会情勢と、他方あまりにも変わらないこの社会の強固なジェンダー構造の両方をみながら、会員の皆さんの関心や要望に応えられるような学会運営を目指します。

(代表幹事)

渋谷典子

労働法
 日ごろは、ジェンダー平等を推進するNPO法人参画プラネット代表理事、認定NPO法人ウイメンズアクションネットワーク(WAN)副理事長として活動中。同時並行して、「女性学」「ジェンダー論」「NPO論」「市民参加論」「労働法」をテーマに、非常勤講師として学生と向き合っています。研究分野の専攻は、労働法。女性学を核として、NPOと労働法とつながっています。女性学は、わたしにとって源泉です。よろしくお願いします!

(副代表・大会会計担当)

千田有紀

社会学
 編集委員担当の千田有紀です。フェミニズムに対するバックラッシュは、2000年代に較べれば落ち着きましたが、日本社会の軍事化、右傾化、自己責任論の跋扈、格差の拡大、弱者の存在の弱さなど、社会のありかたは決して良くなっているとは思えません。とはいえ、文系学部がどんどん切り詰められるこのような時代こそ、思想やペンの力が求められていると思います。というわけで、『女性学』への投稿をどしどしお寄せください。ネットでつながり、情報もネット経由で入ってきやすい時代だからこそ、ひとびとが直接集うことができる場も重要だと思っています。ぜひぜひ若いひとたちの女性学会への勧誘をよろしくお願いします。

(学会誌編集担当)

舘かおる

女性学、ジェンダー研究
 一昨年、8年ぶりに18期の幹事となってから、この間、若い女性会員と男性会員と共に、楽しく学会誌の編集を担当しています。現在、気になっているのは、世界の女性学・ジェンダー研究の状況がどのようになっているか、それをどのように把えるかということです。今の日本の状況を見据え、各国の学会、大学等の研究教育機関、運動グループ等の動向をヒントに、今後の日本における女性学の展望を拓きたいですね。

(学会誌編集担当)

伊藤淑子

アメリカ文学、フェミニズム批評
 編集を担当させていただきます。日本女性学会ではいつも学際的な刺激をたくさん受けています。ジェンダーやセクシュアリティを軸に、さまざまな議論が交わされる場で、新しいパースペクティブを模索していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(学会誌編集担当)

伊藤静香

社会学、女性と労働、
男女共同参画

 会計を担当いたします。ジェンダー平等な社会をめざしたNPO活動者として、自らの実践を研究に活かしたいと思っています。日本女性学会に関わらせていただき、分野を超えた「女性学・ジェンダー」の共通の言語が通じる心地よさの中で、大学院では学ぶことができない経験をさせていただいています。

(会計担当)

堀 久美

女性の自発的活動、
災害とジェンダー
 第19期幹事会で会計を務めることになりました。初めてのことで、どのように役割を果たしていけるのか模索中ですが、幹事会の一員として学会に携わる機会をいただけたことを研究と実践に活かしていきたいと思います。大学の男女共同参画推進室の専任教員として、「女性活躍」の波と日々、格闘しています。

(会計担当)

西倉実季

外見の社会学、
ライフストーリー研究

 18期に引き続き、幹事をさせていただきます。担当も引き続きニュースレター等の係となりました。前期はニュースレターの一部ウェブ化にともない、会員のみなさまにご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。今期はより確実に必要な情報をお届けできるようにしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(ニュースレター担当)

堀江有里

社会学、クィア神学、
レズビアン・スタディーズ

 前期に引き続き、幹事をお引き受けすることになりました。立場や背景が異なる「女性」の様々な状況を見据えつつ、とくにマイノリティの視点を大切にすることのできる学会作りに貢献できれば、と考えています。「レズビアン」という位置から社会運動に携わり、研究活動も行なってきました。「分断」を生み出す社会体制に抗い続けることのできるフェミニズムを目指したいと思っています

(メールニュース、HP担当)

内藤和美

学術と大学のジェンダーバイアス解消

 学会設立時からの会員です。庶務幹事として、学会と幹事会の活動への目配りとよろず処理を担当します。ジェンダー、セクシュアリティに関するさまざまな学術団体が生まれる中、日本女性学会が、固有の存在意義を以て必要とされる学会であり続けられるように、と思います。工業大学の男女共同参画推進室に勤めております。

(庶務担当)

小川真理子

ジェンダー研究、社会学、
女性に対する暴力、女性支援政策

 18期から引き続き幹事を務めさせていただくことになりました。庶務幹事の主に少額研究活動支援を担当させていただきます。女性学・ジェンダー研究のこれまでを振り返りつつ、今後の展開についてみなさんと交流しながら考え、行動してまいりたいと存じます。また、若い世代をはじめ、より多くの方に女性学・ジェンダー研究について関心を持ってもらい、知見を共有していけるよう尽力してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(庶務、少額研究活動支援担当)