15号(2007)/2008年4月発行 定価2,571円(税込)

特集 バックラッシュをクィアする —性別二分法批判の視点から
特集にあたって バックラッシュをクィアする——性別二分法批判の視点から 風間 孝
特集にあたって 伊田久美子
【特集】バックラッシュをクィアする——性別二分法批判の視点から
バックラッシュによる性別二元制イデオロギーの再構築 井上輝子
「中性人間」とは誰か?——性的マイノリティへの「フォビア」を踏まえた抵抗へ 風間 孝
バックラッシュにおけるさまざまなフォビアの解読 クレア マリィ
クィアと「優先順位」の問題 田中 玲
バックラッシュをクィアする——フェミニズムの内なるフォビアへ 金井淑子
【投稿論文】
「新しい公共」における女性の活動の可能性——相互依存を認める社会学をめざして 堀 久美
【研究ノート】
「クィアする」とはどういうことなのか? 飯野由里子
痛みを語るということ、聞くということ、あるいは関係性としての痛み——直野章子『「原爆の絵」と出会う』を手がかりにして 鄭 柚鎮
【報告】
「私」と「クィア」と「女性学」 荒木菜穂
クィア学会が始動しました 堀江有里
【書評】
クレア マリィ『発話者の言語ストラテジーとしてのネゴシエーション』 中村桃子
中村桃子『「女ことば」はつくられる』 れいのるず秋葉かつえ
杉山直子『アメリカ・マイノリティ女性文学と母性——キングストン、モリスン、シルコウ』 矢口裕子
【追悼】
駒尺喜美さんを偲んで——自己を解き放すジェンダー秩序への挑戦の和を生きたひと 桑原糸子

A5判 並製 定価2571円(本体2381円+税)
ISBN 978-4-88385-108-9