作者アーカイブ | 千田 有紀

メールニュース再開のお知らせ

会員の皆様

2月に入ってからメールニュースの配信時に大量のエラーが起こるようになり、2月15日以降、メールニュースの配信を停止しておりました。
調査の結果、原因が判明し、対応策が得られましたので、メールニュースの配信を3月から再開いています。
この間、会員のみなさまにはたいへんご不便をおかけいたしました。

メールニュースが届かない場合、メールでmail-news@joseigakkai-jp.org まで連絡してくださいますようお願いいたします。その場合、必ず「メールニュースを受信したいメールアドレスから」連絡してください。よろしくお願いいたします。

日本スポーツ社会学会 第33回大会のお知らせ

日本女性学会のメールニュースの調子がよくないため、こちらのほうで告知させていただきます。

以下、ご関心のあるかたはお申し込みください。

 

日本スポーツ社会学会 第33回大会
1. 開催期間
2024年3月16日(土)・17日(日)

2. 会  場
日本大学スポーツ科学部三軒茶屋キャンパス
東京都世田谷区下馬3-34-1

3. 主  催
日本スポーツ社会学会 http://www.jsss.jp/

第33回大会ホームページ
https://spsociology.org/

4.参加費(当日)
非会員・一般 7,000円
非会員・学生 4,000円
:3月15日までの申し込みでそれぞれ1,000円引き

5.スケジュール
3月16日(土)
9:30-11:00 学生企画シンポジウム「研究者の当事者性とカテゴリーを取り扱うことの難しさ」
● 基調報告者
星加 良司 (東京大学大学院教育学研究科)
● 指定討論者
水野 英莉 (流通科学大学人間社会学部)
●担 当:学生フォーラム世話人
村下慣一 立命館大学大学院、髙田侑子 順天堂大学大学院、堀田文郎 立教大学大学院
13:10-14:10 一般発表
14:50-17:20 研究委員会シンポジウム「『新しい声』を聞き届けるために考えるべきこと―スポーツにおける男性性問題のこれから―」
●登壇者
河野 真太郎 (専修大学)
武田 砂鉄 (批評家、フリーライター)
片岡 栄美 (駒澤大学)
● ディスカッサント
竹﨑 一真 (明治大学)
● 司 会
溝口 紀子(日本女子体育大学)

3月17日(日)
9:00-12:00 一般発表
13:00-15:00 実行委員会シンポジウム「『語って』ばかりのスポーツ研究から脱するために」
● 登壇者及び発表タイトル
堀田 文郎(立教大学大学院)鍛える身体と考える身体―ボディビルダーとしての身体的経験から
田巻 以津香(東海大学)ゆらぐ身体が紡ぐ場―ダンス教室の実践から
山本 敦久(成城大学)誰(何)がスポーツをするのか?―機械と身体のイントラアクション(intra-action)
● 司 会
石岡 丈昇(日本大学)
15:10-16:40 一般発表
***

2024年度日本女性学会大会について

2024 年度日本女性学会大会情報

次回大会予告

※対面で開催の予定です

会場:武蔵大学江古田キャンパス
大会シンポジウム
「女性学を継承する」
大会日程(予定)

1 日目 6 月 8 日(土)13 時〜 16 時 30 分(予定)
大会シンポジウム、その後総会、懇親会
2 日目 6 月 9 日(日)9 時 30 分〜 15 時(予定 昼食休憩を 1 時間ほど含みます) 個人研究発表、パネル報告、ワークショップ

 

大会シンポジウム「女性学を継承する」

シンポジスト:上野千鶴子(認定 NPO 法人ウィメンズアクションネットワーク) 佐藤文香(一橋大学)
司会/コーディネーター:内藤和美・牟田和恵(日本女性学会幹事)

日本女性学会が設立されたのは、1979 年である。ア メリカの諸大学で women’s studies に学んだ井上輝子が 賀谷恵美子らとともに「女性学」を提唱したのは 1970 年代半ばで、これが女性学会の設立につながったのである。
女性学は、既存の学問が圧倒的に男性によって担われ、 男性の社会的経験に基づいて理論化・体系化されてきた ことへの問題意識からはじまった。その歪みをただし、 新たな方法論や概念・理論や解釈を作りあげ、性差別が どのようなものであり、どう再生産されるのかを解き明 かそうとしたのである。
また、女性学は、性差別の撤廃を求めるフェミニズム の学問的表現としての歴史を持つ。日本女性学会が創設されてから約半世紀の間、男性学が誕生し、ジェンダー 研究という名称も加わり、さらにはセクシュアリティの 研究、またジェンダーとのさまざまな交差を問うような 多様な研究の展開がおこなわれてきた。
こうした歴史に鑑みて、いま、女性学の固有性や現代 的意味を改めて問う必要があるのではないかと思われ る。
シンポジウムでは、日本の女性学の創設世代の研究者 として上野千鶴子、続く世代の研究者として佐藤文香に、 女性学が何であり、どう継承していくべきなのかについ て論じてもらう。指定討論者にも登壇いただく予定であ る。

 

個人研究発表・パネル報告・ワークショップ募集について

カテゴリー(個人研究発表、パネル報告、ワークショップ)を明示したうえで、以下の方法でご応募ください。

・個人研究発表:発表タイトル、発表者名(所属)、要旨(150 字以上 200 字以下)
・ パネル報告:パネルタイトル、コーディネーター名(所属)、各発表者名(所属)、各発表タイトル、各要旨 (150 字以上 200 字以下)、司会者名(所属)
・ワークショップ:テーマ、コーディネーター名(所属)、各発表者名(所属)、概要(150 字以上 200 字以下) 締め切り:3月31 日(日)24 時

● 個人研究発表は、ひとつの分科会で、3 〜 4 人の方に発表していただきます。幹事会で発表の組み合わせと進 行担当幹事を決めます。
● パネル報告は、共通するテーマの 3 件以上の研究発表で構成してください。公平な時間配分と十分な質疑時 間の確保にご留意ください。
● ワークショップは、参加者との共同作業でテーマを発展させていく取り組みで、研究発表とは性格の異なるも のです。原則として複数の発表者が分科会全体(2 時間程度)を担当していただきます。
● 発表者、コーディネーター、司会は会員に限ります。応募の際にご確認ください。非会員の方は応募時にご入 会ください。
● 個人研究発表・パネル報告・ワークショップをされる方で、学生、院生、OD 等、常勤職についていない方に は、学会より旅費の補助を行います(総額 10 万円を人数と距離に応じて配分しますので、補助金額は未定です)。 希望される方は、報告申込の際に、その旨記載ください。
応募は、以下のそれぞれの URL に入力ください。

個人発表:https://x.gd/ZgrYi

パネル報告:https://x.gd/K9wWP

ワークショップ:https://x.gd/NeaM1

URL で入力ができない場合、以下 2 名のアドレスにご連絡ください。
三枝麻由美(mayumi.saegusa33●gmail.com)、西倉実季(nishikura●rs.tus.ac.jp)

※●を@に変換してください。

 

 

2024年ウクライナ支援 「国際女性デー」チャリティ ランチ コンサート(メールニュース)

女性学会会員の皆様

2024年2月18日現在、メールニュースに不具合が出ている都合上、しばらくこちらのホームページに掲載いたします。以下、ご関心のある方はご応募ください。

2022年2月24日のロシアのウクライナ侵攻から2年が経ちました。
今なお続く戦火の中で、UN Womenはウクライナの女性と少女のために活動を継続しています。UN Womenは、皆さまからのご支援を必要としています。
国連ウィメン日本協会は、3月8日「国際女性デー」の活動の一環として、ウクライナの女性と少女を支援するチャリティ ランチ コンサートを開催いたします。
国際文化会館の緑豊かな港区指定の名勝庭園を背景に、カテリーナさんの「平和への祈り」の歌声とバンドゥーラの演奏をお楽しみください。

皆さまからのご支援は、UN Womenを通じてウクライナへ届けられます。

~~~~    開催概要   ~~~~

2024年ウクライナ支援 「国際女性デー」チャリティ ランチ コンサート
~カテリーナ チャリティ コンサート 「平和への祈り」~
<ランチ(お弁当)つき>

主 催 : 認定NPO 法人国連ウィメン日本協会
開催日 : 2024年3月5日(火) 12:00-14:00 (11:45開場)
開催場所: 公益財団法人 国際文化会館 東京都港区六本木5‐11‐16
電 話: 03-3470-4611(フロント) https://ihj.global/access/
参加費: 10,000円
定 員: 100名
申し込み締切り日: 3月1日(金) 15:00まで *定員になり次第締め切ります
申し込み方法: https://kokurenwomen2024iwd.peatix.com

銀行振込をご希望の場合は、国連ウィメン日本協会へご相談ください。
unwomennihon@adagio.ocn.ne.jp
045-869-6787

プログラム
1.開会の挨拶と日本協会の説明
2.バンドゥーラ奏者カテリーナさんによるチャリティ コンサート
               ウクライナの歌と日本の歌 各数曲 

開催協力: 公益財団法人日本女性学習財団 国連ウィメン日本協会、大阪 国連ウィメン日本協会北九州 国連ウィメン日本協会、多摩 国連ウィメン日本協会さくら 、国連ウィメン日本協会東京

 【お問い合わせ先 】 認定NPO 法人国連ウィメン日本協会
横浜市戸塚区上倉田町435-1 男女共同参画センター横浜1 階 Tel/Fax: 045 869 6787 Email:unwomennihon@adagio.ocn.ne.jp

2024年度 「少額研究活動支援」対象者募集のお知らせ

日本女性学会2024年度
「少額研究活動支援」対象者募集のお知らせ
日本女性学会では、「少額研究活動支援」により、常勤ないし正規雇用契約をもたず、研究財源の確保に困 難をかかえている会員の研究活動を支援しています。下記の通り、2024 年度の支給対象者を募集します。ささやかな活動ですが、ぜひ活用ください。

内 容 対象者の日本女性学会の趣旨に沿った活動に対し、1 人あたり 3 万円の研究活動支援金を支給する。
対 象 2024 年 4 月 1 日以降に常勤ないし正規雇用契約をもたない会員 10 名
応募要件
(1)前年度までの会費が納入されていること
(2)日本女性学会会員の会費区分 6,000円の者
(3)常勤ないし正規雇用契約下にないこと
(4)日本学術振興会特別研究員でないこと
ただし、本研究活動支援金の支給は一人あたり 3 回までとする。

応募方法 日本女性学会ウェブサイトに備える応募用紙により日本女性学会事務局宛郵送
応募締切 2024 年 4 月 20 日(土)着分まで
詳細および応募用紙 日本女性学会ウェブサイト「少額研究助成実施要項」のページ

*なお、報告書の〆切は 2025 年 6 月末です。提出された報告書はホームページに掲載します。

少額研究助成報告

これまでの日本女性学会少額研究助成について

2023年度

井上 瞳 性暴力被害者支援に関する医療人類学的研究
于 寧 中国における同性愛主体の浮上の歴史―1910年代以降の大衆メディアを中心に
大森 駿之介 地方地域社会における性的マイノリティの社会学的研究―アイデンティティ管理と社会関係の形成

2022年度

武内 今日子 現代日本におけるXジェンダー/ノンバイナリー概念の受容史 (報告書

2021年度

岡崎 佑香 ヘーゲル哲学における性
岡田 久美子 夫婦の非依存的ケア関係におけるジェンダー非対象性の理論的検討-ケア・フェミニズムと親密性理論を基盤として
在日中国系セクシュアル・マイノリティ女性の実態把握に関する研究
中村 奈津子 東海地域における中小‥のジェンダー平等への取り組みを可視化する
永山 理穂 美容産業従事者へのインタビュー調査
西田 梨紗 アメリカン・ルネサンス期における女性たちのジェレマイアッドーマーガレット・フラーを中心にー
山田 秀頌 トランス・ジェンダー理論における性同一性障害体制の分析

2020年度

高橋 幸 J.バトラーとD.ハラウェイのフェミニズム理論の再検討:両理論の領域横断的広がりを踏まえた、ポストモダンフェミニズムの批判的継承

2019年

西田 梨紗 アメリカン・ルネサンス期における女性たちと知の渇望

2018年

五十嵐 舞 ブラック・フェミニズムのプロジェクトとトニ・モリスン
鈴木楓太 女性アスリートの身体表象に関する史的研究――人見絹枝に関する「日本女性らしさ」の語りを中心に
高橋 幸 日本における「ポスト・フェミニズム」:若い女性の「フェミニズム離れ」についての社会学的研究
堀川 修平 民間性教育研究団体における性の多様性実践の変容に関する聞き取り調査
真野 孝子 フェミニズム文学批評 日本における女性学の総括

2017年

岡崎 佑香 フェミニズムのヘーゲル解釈の再検討
渋谷 典子 NPO活動者と労働法 ーー「ケアとジェンダー」の視点を踏まえて
林 やすこ 指定管理者制度と市民のエンパワメントに関する研究ー評価を通じた政策インフラストラクチュアの創設
原 裕美 米国の女子大学と同窓会の連携を支える専門職に関する調査研究

2016年

安達菜穂子 差別の正当化・抑制モデルによるホモフォビア(同性愛嫌悪)の検討
杉本和子 映画における「働く女性」の表象の変容について―セクシュアリティの視点からの分析と考察
中尾泰子 20世紀初頭のロシアにおける同性愛と文学―クズミンとパルノーク
中川裕美 BL(ボーイズラブ)研究を再考する―インタビュー調査を中心に
速水裕子 アルツハイマー型認知症が女性に多い理由について

2015年

伊藤 静香 女性のNPO活動は女性の社会参画を生み出すことができるか
岩川 ありさ 多和田葉子『雪の練習生』における異類家族についての研究―クィア批評の視点
渋谷 典子 「新しい公共」における雇用政策とNPO活動―市民活動を推進するNPO法のあり方を目指して
杉本 和子 映画における「女教師」表象の変容
須藤 八千代 男女共同参画社会と相談実践―相談の総合力とは何か
関 めぐみ 労働とハラスメント―大学アメフト部の「女子マネージャー」を事例として
巽 真理子 現代日本の父親の子育てと男らしさ―父親へのインタビュー・データ分析
米倉 清花 読書会を通じた若年世代のフェミニズム論考

2014年

巽 真理子 現代日本の父親の男らしさと子育てというケア-ケア論からの「父親の子育て」再考-
後藤 優子 なにが彼女たちをそうさせたのか?金子文子とシモーヌ・ヴェイユの近代
杉本 和子 戦後日本映画における「女教師」と「芸者」

2013年

小川真理子 民間シェルターや自治体等DV被害者支援を行なう関係諸機関への調査費用
木下直子 アーティスト会田誠の表現にみる性暴力の現前性をめぐる考察
冨永貴公 社会教育施設におけるジェンダー問題学習のアクション・リサーチ
堀江有里 〈レズビアン・アイデンティティ〉をめぐる理論的整理とフェミニズムにおける可能性の模索

2012年

水野 英莉 スポーツ参加・達成における女性間の差異の比較研究
牧野 雅子 「警察官の妻」が治安維持業務に果たす役割に関する歴史的研究

2011年

石井 由香理 90年代以降,トランスジェンダーたちの性に関する問題意識はどのように変遷したか
岩川 ありさ 現代日本文学におけるジェンダー化された被傷性の表象研究―トラウマ理論とクィア・スタディーズをつないで
浦田 三沙子 韓国朝鮮半島南部における海女業の成立と終焉をめぐる研究:海女の夫婦関係に着目して
斎藤 正美 「従軍慰安婦」問題へのバッシング対応の研究
橋本 のぞみ 野溝七生子の文学に関する研究
林 祐子 フェミニスト思想家青木やよひ(1927-2009)の全作品リストの作成
平井 和子 日本占領とジェンダー
牧野 雅子 「警察官の妻」が治安維持業務に果たす役割に関する歴史的研究
水野 英莉 「産ませる」技術をめぐるジェンダー/フェミニズムの議論の再検討―卵子提供、代理母は「労働」か搾取か
山口 佐和子 日本におけるDV政策(Social Work Social Development 2012 における発表)

 

*2012年度の助成に関しては、データが完全ではありません。該当の方は、事務局までお知らせください。

【会員宛】2024年度日本女性学会会員名簿登録情報入力のお願い

2023年10月16日付はがきでお知らせの通り、日本女性学会では、現在、
第23期幹事選出選挙実施に向け、2024年度会員名簿の作成を進めております。
会員の皆様には、11月15日(水)までに、web上の2024年度日本女性学会会員名簿登録情報入力フォームで
名簿登録情報を入力くださいますよう、重ねてお願いいたします。

日本女性学会第23期幹事選出選挙選挙管理委員会
連絡先:日本女性学会事務局 
*入力フォームにアクセスできない場合は、事務局までご連絡ください。

ニュースレターNo.159を発行しました

目次

2023 年度日本女性学会大会報告

6 月 17 日(土)、18 日(日)におこなわれた大会シンポジウム「性犯罪、性暴力に対して日本社会はどう変わったか―加害者が責任を取らされ、被害者の思いが受け止められる社会への道のり」(パネリスト:中山純子、周籐由美子、吉永磨美 コーディネーター:北仲千里)の報告が掲載されています。

シンポジウムは、前日 6 月 16 日に刑法の性犯罪規定の歴史的な改正や関連法制定が国会で成立した、まさにその 翌日に開かれることとなった。中山報告では、今回法制審議会の議論で「性犯罪の処罰規定の本質は【被害者が同意 していないにもかかわらず性的行為を行うことにある】」ことが繰り返し確認され、そのような中で「暴行脅迫」要 件に代わって「同意しない意思」を中心とした改正がされたことが説明された。周藤報告では、性暴力にあった時に 被害者がなる心理状態や、対処行動の実情と、刑法の規定とに大きなずれがあったことが示され、また全国に作られ た性暴力被害者のためのワンストップセンターの活動や課題について北仲と語りあった。吉永報告では、マスメディ アで働く女性達自身がセクハラ被害を受けていて、それが報道姿勢にも影響していること、男性中心の価値観が支配 する報道の職場で、ジェンダー問題をあまり取り上げない、配慮のない表現があまり直されない傾向があること、そ れに対し、約 20 人の記者が執筆した「失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック」などの取り組みがあること 等が話された。シンポジウム後も、ジャニーズの事件が社会を大きく揺るがせており、報じてこなかったメディアの 問題も指摘されている。今回の刑法改正や、対策強化の動きと呼応し、研究者や専門家、メディアも含めた社会全体がさらに大きく変わることが求められている。(北仲千里)

詳細は、、ニュースレター159号をクリックしてください。

シンポジウム参加者から、パネル報告、ワークショップ報告もあります。

 

会員の著書紹介

●飯田祐子・中谷いずみ・笹尾佳代編『プロレタリア文 学とジェンダー―階級・ナラティブ・インターセク ショナリティ』青弓社、2022 年
●飯田祐子・小平麻衣子編『ジェンダー×小説 ガイ ドブック―日本近現代文学の読み方』ひつじ書房、 2023 年
●堀川修平『「日本には性教育がなかった」と言う前に』 柏書房、2023 年
●波田あい子・内藤和美、亀田温子著『「AKK 女性シェ ルター」から「DV 防止法」制定へ―1990 年代フェ ミニズム・当事者主体の女性運動記録』かもがわ出版、 2023 年
●ミシュリンヌ・デュモン著、矢内琴江訳『ケベックの フェミニズム―若者たちに語り伝える物語』春風社、2023 年

●エリザベス・コッブス著、石井香江監修、綿谷志穂訳  『ハロー・ガールズ―アメリカ初の女性兵士となっ
た電話交換手たち』明石書店、2023 年
●山家悠平著『生き延びるための女性史―〈遊郭に響 く声〉をたどって』青土社、2023 年

 

会費納入のお願い

2023年度までの会費が未納の方は、どうぞお早めにお支払いください。会費納入のお願いと払込用紙はすでに送付しております。払込用紙をなくされた方は、郵便局備え付けの払込用紙をご利用のうえ、下記の納入先までお振込みください。

ゆうちょ銀行 振替口座

口座記号番号 00890-6-31306

加入者名 日本女性学会

ネットバンキングでも納入できます。

ゆうちょ銀行 支店名:089(ゼロハチキユウ) 預金種目:当座 口座番号:0031306

日本女性学会の会費は年収スライド制(自己申告・税込み・該当年度予定収入)をとっております。

・400万円未満(無職・学生含む):6,000円

・400〜600万円未満:8,000円

・600万円以上:10,000円

3年以上会費を滞納されている方は退会とみなされます(日本女性学会幹事改選選挙実施規定第4条(3))。複数年滞納されている方は、過不足なくお支払いいただくためにもご自身の納入状況を事務局にご確認のうえ、どうか早急にお支払いください。

学会の運営は会員のみなさんの会費によって成り立っております。重ねてのご協力をお願いいたします。

永年会員制度をご活用ください

2021年度から永年会員制度が開始されました。前年度までの会費を納めている65歳以上の会員は、前年度会費額の3ヵ年分の納入によって会費完納とし、永年会員となることができます。振り込み時に「永年会費」とお書きください。65歳以上の会員の皆さま、どうぞご活用ください。

 

詳しい内容については、ニュースレター159号をクリックしてください。

女性学Vol.30発行されています

女性学Vol.30が発行されています。

特集
特集にあたって 2022 年大会シンポジウム 巻頭言
ジェンダー化された表象とフェミニズム 古久保さくら・荒木菜穂(コーディネーター)
「ジェンダー化された表象」を読解する ―ジェンダー美術史の視点から 吉良智子
美少女キャラ/萌えキャラ炎上を再考する 前之園和喜
メディアとジェンダー表象 ―新しいメディアという視点から 田中東子

論文
無毛化する女子高生の身体 合場敬子
性暴力をめぐるフェミニズムと精神医療の往還 ―1960年代以降の英語圏のフェミニストによる「被害者‐サバイバー言説」の展開に着目して 井上瞳
美容職⼥性は⾃らの職業をどのように解釈するのか ―職業のジェンダー化に関する考察 永山理穂

情報・書評・新刊紹介
ケイリン・オコナー著、中西大輔監訳『不平等の進化的起源 ―性差と差別の進化ゲーム』大久保佳美
佐藤文香著『女性兵士という難問 ―ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学』清末愛砂
李亜姣著『現代中国の高度成長とジェンダー ―農嫁女問題の分析を中心に』伊田久美子
井上輝子さんを偲んで
追悼 井上輝子さん 千田有紀
故井上輝子さん 日本女性学会における活動 内藤和美
表紙は以下をクリックしてください。

ニュースレターNo.158を発行しました

目次

2023 年度日本女性学会大会プログラム

幹事会からのメッセージ

今回は、数年ぶりに、対面で日本女性学会大会を開催することにいたしました。会場は、ウィングス京都との共催とさせていただき、京都で開催します。コロナ感染の関係で、懇親会はなしとするなど、まだまだ手探りの状態ですが、大会シンポジウムに加え、研究発表やパネル報告などでも多くの報告が予定されています。両日とも、たくさんの方との交流によって、実りの多い時間としていけることを願っています。会員の皆様、そして会員ではない皆様もどうかぜひご参加ください。京都でお待ちしています。

大会事務局からの連絡

2023 年度日本女性学会大会

シンポウジウム6 月 17 日(土)13:00 〜 16:30 〔ウィングス京都イベントホール〕

テーマ:性犯罪、性暴力に対して日本社会はどう変わったか
〜加害者が責任を取らされ、被害者の思いが受け止められる社会への道のり〜

パネリスト(五十音順)
中山純子(弁護士)/吉永磨美(前新聞労連委員長/毎日新聞記者)/性暴力被害者支援現場からの報告(報告者名非公開) /北仲千里(コーディネイター)

趣旨説明・発題者から

女性が虐げられる社会では、女性はもっぱら性的存在として扱われ、同意のない性的行為が強制される。男性は女性に性加害をしてもいいんだと教えられ、男性の仲間から女性を性的に征服することが称揚され、そして、被害者の方に落ち度があるのだという見方が広く信じられる。被害は恥として隠され、話題とされず、理解されない。
それに対し、フェミニズムその他の運動は、性暴力をめぐる神話や偏見を指摘して修正し、トラウマなど性暴力の被害の深さ、影響の大きさを示す研究を発展させ、地位や立場を利用した性暴力に「セクシュアル・ハラスメント」と名前をつけてきた。そしてこれは、社会を覆う「レイプ・カルチャー」の問題であるとし、「No means  Yes」枠組から脱却して、加害者に責任を取らせる社会への転換を求めてきた。
日本でもこれまで少なくない人がこの問題に取り組み、一歩一歩状況を変え、2017 年には刑法性犯罪規定の 110年ぶりの大幅改正などがなされた。そして、その後の #Me,too や、フラワーデモなどの大きなうねりによって、現在、さらに大きな状況の変化が生まれ、新しい政策も出てきている。「性暴力とはどんなふうに起きているのか」「性暴力はどう報道され、語られているのか」「加害者に責任を取らせる「性犯罪」規定が、今回さらに、どう議論され、改正されていくのか」などの視点から考えていきたい。

構成
シンポジウムの趣旨と課題の提起
性暴力被害の実態
刑法「性犯罪」改正
マスコミは性暴力をどう報じてきたか
被害者支援(ワンストップセンター)の現状
質疑、討論

総会案内

6 月 17 日(土)17:00 〜 18:00 ( セミナー室 B)
* 議案は当日配布します。会員のみなさま、 ふるってご出席ください。

個人研究発表・パネル報告・ワークショップ

詳しくはニュースレターをご覧ください。

2023 年度大会シンポジウムプレ研究会報告

会員の著書紹介

●有元伸子・府中市上下歴史文化資料館『岡田(永代)美知代著作集』渓水社、2022 年
●村田泰子『「母になること」の社会学―子育てのはじまりはフェミニズムの終わりか』昭和堂、2023 年

会員の著書紹介募集のお知らせ

以下のルールで会員のみなさまの著書を紹介します。掲載ご希望の方は、ニュースレター担当者までご連絡ください。
・会員が執筆・編集している単行本(分担執筆含む、雑誌をのぞく)
・1 年以内の発行物
・ご本人の申し出があったもの
・寄贈は条件としない
・寄贈いただいたもので会員の著書と判明したもの

メールニュース不達について

日本女性学会メールニュースは2023年3月末日までに875号まで配信しています。アドレス変更やアドレス登録ミスのため、届いていない方がいらっしゃるかもしれません。届いていないという方は、登録したいメールアドレスを明記のうえ、メールニュース担当(西倉実季)までご連絡ください。

会費納入のお願い

大会会場アクセス

 

*詳しい内容については、ニュースレター158号をクリックしてください。

投稿日: 2023年5月22日 カテゴリー: NewsLetter