17号(2009)/2010年3月発行 定価2,571円(税込)

特集 「今ジェンダーの視点で問い直す貧困と労働」
特集にあたって 西田みどり
「フリーター彼女」・フェミニズムにおける「他者」として語ること、ないしは私の「他女」と関わること 栗田隆子
シングルマザーの現状と課題 そして日本女性学会とすれ違い 明石千衣子
実践的な学問としての女性学が独自の学際的基盤を構築するために 田中かず子
【特別企画分科会報告】
1 女性の貧困と労働 伊藤淑子・井上恵子
2 フェミニズムから考える環境危機 深江誠子
【投稿論文】
女性地方議員の増加と多様化の検証——党派別キャリア・パス分析から 大木直子
1982年入国管理法の「配偶者ビザ」新設をめぐるジェンダーの交錯——「国際結婚を考える会」の対抗的運動を事例として 小林淳子
女性関連施設事業系熟練職員の実践の分析——発揮されている能力とその相互関係 内藤和美
出生前診断という問題——女性運動と障害者運動の対立を解きほぐすために 林 千章
【書評】
『戦後教育のジェンダー秩序』 木村松子
『1968(上)若者たちの叛乱とその背景 (下)叛乱の終焉とその遺産』 千田有紀
『「家族計画」への道——近代日本の生殖をめぐる政治』 森脇健介

A5判 並製 定価2571円(本体2381円+税)
ISBN 978-4-88385-126-3