作者アーカイブ | 堀江有里

日本女性学会 第22期幹事について

第22期幹事(2022年6月~)のご紹介です。[50音順]

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伊藤 静香(いとう しずか)
専門分野 女性学/ジェンダー 男女共同参画
担当:会計

ジェンダー平等を推進するNPO活動をしています。
ジェンダーの視点で活動する者にとって、日本女性学会は実践した活動を追究し、その研究成果を発表できる貴重な場だと思っています。
今回、再び会計を担当させていただきます。よろしくお願いいたします。

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伊藤 淑子(いとう よしこ)
専門分野:アメリカ文化・文学/ジェンダー批評
担当:学会誌編集

学会誌『女性学』の編集を木村幹事そして編集委員の方たちといっしょに担当させていただきます。情報のデジタル化のなかで、学会誌の発行の方法については今後考えていくこととなりますが、内容や編集方針は日本女性学会のこれまでの歩みを継承し、さらに充実したものになるように尽力させていただきたいと思います。

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北仲 千里(きたなか ちさと)
専門分野:社会学(ジェンダー)
担当:代表幹事

最近はジェンダーベイスト・バイオレンス(女性に対する暴力)としてのDV、性暴力、男性性、同時に大学の研究者の世界(とハラスメントや研究倫理)を研究し、また被害者の相談支援に従事しています。
社会の動向にも呼応しつつ、会員の皆様の関心や期待に応えられるような学会の企画や運営をしていきたいと思います。

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木村 涼子(きむら りょうこ)
専門分野:教育社会学、歴史社会学
担当:学会誌編集

研究の柱は、1)現代社会の教育やマスメディアにおける性差別を明らかにするとともに改善のための方策をさぐること、2)近代日本において婦人雑誌などを研究対象にジェンダー秩序が形成されてきた歴史を明らかにすることの、二つになります。近年は二つを結び付けて、家庭教育支援法案の問題をポリティカルな面をみすえながら扱ってきました。
久しぶりに日本女性学会の幹事に復帰しましたので、意欲をもって、学会誌の編集に携わりたいと思います。

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三枝 麻由美(さえぐさ まゆみ)
専門分野:ジェンダー平等、国際比較、社会学
担当:学会ニュース

ジェンダー平等を進める取組について、国際比較を行っています。
学会ニュースを担当させて頂きます。本学会がより多くの人に関心を持ってもらえるよう、微力ながら協力させて頂きます。

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渋谷 典子(しぶや のりこ)
専門分野:NPO・労働法・ジェンダー
担当:副代表幹事、会計

NPO・労働法・ジェンダーを基盤として、エッセシャル・ワーカーおよび公務非正規職員が抱える課題へも取り組んでいます。代表理事を務めるNPO法人参画プラネットでは、実践と研究をつなぐ「実践研究」を継続中です。
幹事会では、副代表幹事として、会計も担当します。よろしくお願いします。

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千田 有紀(せんだ ゆき)
専門分野:ジェンダー、家族社会学、現代社会学
担当:研究会、ホームページ

社会学・ジェンダー理論を専門にさせていただいています。また幹事を務めさせていただきます。今回は研究会とホームページの担当となりました。ホームページのありかたを少し見直し、メールニュースと連携しつつ、魅力ある学会を目指したいと思います。そのためのご意見などありましたら、ぜひお知らせください。また研究助成もぜひお使いください。

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内藤 和美(ないとう かずみ)
専門分野:女性学/ジェンダー研究の学問論
担当:庶務

性/性別に関する研究や活動をめぐる状況が大きく変わり、日本女性学会は会員の数や構成や動きも変わってきました。日本女性学会のあり方が問われていると思います。
そうした中、覚悟を以て、再び学会のエッセンシャルワークを担います。

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西倉実季(にしくら みき)
専門分野:社会学
担当:学会ニュース、メールニュース

研究テーマは外見の美醜とジェンダーです。最近は、外見にもとづく差別(ルッキズム)やサービス労働者の外見管理について関心を持っています。学会ニュースを通じて、会員のみなさんに学会の活動を「見える化」しつつ、若い世代の入会につながるような発信も考えていきたいです。メールニュースは会員相互の情報交換の場ですので、ぜひご活用ください。

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堀江 有里(ほりえ ゆり)
専門分野:社会学、レズビアン・スタディーズ、クィア神学
担当:少額研究活動支援、ホームページ

久しぶりに幹事の任に当たることになりました。今期は、少額研究活動支援担当の他、
ホームページ補佐の役割を担います。これまで性的マイノリティをめぐる社会運動や研究に携わってきました。さまざまな〈女たち〉のちがいや共通点を探りつつ、分断される状況
のなかでの〈対話〉の可能性を手放さずに歩みたいと思っています。

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牟田 和恵(むた かずえ)
専門分野:社会学
担当:学会誌電子化

昨年度末に大学を定年退職、この一年は英・グラスゴーに滞在しています。杉田水脈衆院議員から科研研究について、研究がねつ造・研究費の不正使用などの誹謗中傷を受け、共同研究者とともに謝罪と損害賠償を求めて裁判係争中です。詳しくは「国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判」支援の会HP http://kaken.fem.jp/をご覧ください。

 

 

NewsLetter 第143号 2018年 5月発行

日本女性学会NewsLetter

(*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります)

NewsLetter No. 143(2018年 5月発行)
→右のリンク先をクリックするとpdfファイルが開きます news143web

 

 

投稿日: 2018年5月8日 カテゴリー: NewsLetter

2018年度 大会予告 (2018. 06)

2018年度大会予告

詳しくは 日本女性学会ニュースレター 第143号[pdf]をご覧ください。

会場:武蔵大学 江古田キャンパス
(交通アクセスはこちら


プログラム

第1日 2018年6月2日(土)

13:00~16:30 大会シンポジウム、その後総会、懇親会

第2日 2018年6月3日(日)

9:30~15:00(昼食休憩を1時間ほど含みます) 個人研究発表、ワークショップ


2018年大会シンポ趣旨

ダイバーシティ推進政策とジェンダー/セクシュアリティの政治

―「LGBT主流化」をめぐって―

シンポジスト: 清水晶子さん、釜野さおりさん、黒岩裕市さん
コーディネーター: 堀江有里、伊藤淑子

趣旨説明

近年、ダイバーシティ推進の動きとして、女性の社会的活用や性的マイノリティの存在の可視化が進みつつある。一方では、地方自治体による同性パートナーシップ証明の発行をはじめ、性の多様性の称揚は急速に広がりつつある。他方では「女性活躍推進法」(2016 年4 月施行)など、女性の社会進出が順調に進められ、さらに推進されているかのような演出もされている。フェミニズムは、「女性の社会的活用」については、政府による私的領域への介入や管理に対する警戒や危惧を表明してきた。しかし、性的マイノリティの可視化とダイバーシティ推進については、ただ“良いこと” として認識する傾向がなかっただろうか。これは、ジェンダーとセクシュアリティをめぐるフェミニズムの政治(ポリティクス)がなかなか連関することなくそれぞれ別個のものであるかのように認識され、分断と緊張を生み出してきたこととも無関係ではあるまい。しかし、現在、これらのダイバーシティ推進が、これまで主流社会において蔑ろにされてきた女性や性的マイノリティの存在の可視化というメリットと同時に、国家を支える基礎ユニットとしての「家族」を措定し、その成員に相互扶助を求めるような、自民党憲法草案24 条「改正」案と並行して提示されていることも忘れるべきではない。このような家族主義的な政策傾向は、男性中心主義を支える異性愛主義という社会規範をより一層不可視化する状況を生み出してもいる。

このような現状を踏まえ、今回のシンポジウムでは、フェミニズムを理論的・実践的に思考されてきた3人を登壇者として迎える。清水晶子さん(フェミニズム理論、クィア理論)には、ダイバーシティ推進政策のなかで、とくに可視性の政治をめぐる陥穽についての英語圏での議論を中心にした理論的考察を紹介していただく。釜野さおりさん(家族社会学)には、性的指向・性自認をめぐる全国調査等のデータを分析することから、ダイバーシティが推進されつつも、人びとの意識のなかに男性中心主義や異性愛主義が根強く存在していることを提示していただく。黒岩裕市さん(日本文学)には、多様な生き方や性のあり方を肯定的に描く近年の文学作品を読みなおすことで、ダイバーシティ推進政策の中で見えにくくなっている問題に光を当てていただく。

今回のシンポジウムでは、社会学・文学・文化理論など学際的に提示されるこれらのリソースから、つぎのような問いをともに考えてみたい。フェミニズムはダイバーシティ推進政策が生み出される状況といかに向き合うべきなのか。さまざまな分断が生み出される現状を踏まえ、女性たちのあいだにある差異を認識しつつ、フェミニズムの政治を構想することは可能なのだろうか。すでにダイバーシティ推進政策の両義性をめぐってはさまざまな場で議論されてきているが、日本女性学会においても、ジェンダーとセクシュアリティの課題を不可分なものとしてとらえる共闘の今日的な意義を探ることとしたい。

NewsLetter 第142号 2018年 2月発行

日本女性学会NewsLetter

(*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります)

NewsLetter No. 142(2018年 2月発行)
→右のリンク先をクリックするとpdfファイルが開きます news142web

 

 

投稿日: 2018年3月6日 カテゴリー: NewsLetter

プレ研究会のお知らせ (2018. 03)

 研究会のご案内

2018年 大会シンポジウム プレ研究会

 

テーマ:ダイバーシティ推進政策とジェンダー/セクシュアリティの政治――「LGBT」主流化をめぐって

シンポジスト:清水晶子、釜野さおり、黒岩裕市
進行:堀江有里、伊藤淑子

大会シンポジウムのパネリストにおいでいただき、シンポジウムに向けた準備の研究会を開催します。
どなたでも参加できます。
資料等準備の都合上、参加希望者はなるべく事前に研究会担当幹事までメールでご連絡ください。

日時:2018年 3月20日(火) 13時30分~15時30分
場所:広島大学東京オフィス(キャンパス・イノベーションセンター(CIC)408 号室)

所在地:東京都港区芝浦3- 3- 6

■JR山手線・京浜東北線「田町駅(芝浦口)」下車 徒歩1分

■都営三田線・浅草線「三田駅」下車 徒歩5分

詳しいアクセスは、https://www.hiroshima-u.ac.jp/tokyo/access をご覧ください。

「少額研究活動支援」対象者募集のお知らせ (2018.04)

日本女性学会 2018年度
「少額研究活動支援」対象者募集のお知らせ

日本女性学会では、常勤ないし正規雇用契約をもたず、研究財源の確保に困難をかかえている会員の研究活動を支援することを目的に、「少額研究活動支援」を創設しました(2011 年度総会承認)。要件に該当する会員を対象に、研究活動支援金を支給します。下記の通り、2018年度の支給対象者を募集します。ささやかな活動ですが、ぜひ活用ください。

内容: 対象者の日本女性学会の趣旨に沿った活動に対し、1人あたり3万円の研究活動支援金を支給する
対象: 2018年度 4月1日以降に常勤ないし正規雇用契約をもたない会員10名
応募要件:
  1. 前年度までの会費が納入されていること
  2. 日本女性学会会員の会費区分6000円の者
  3. 常勤ないし正規雇用契約下にないこと
  4. 日本学術振興会特別研究員でないこと
    ※ただし、本研究活動支援金の支給は1人あたり3回までとする。
応募方法: 日本女性学会ウェブサイトに備える応募用紙により日本女性学会事務局宛郵送
応募締切: 2018年4月27日(金)着分まで

応募用紙は、少額研究助成のページからダウンロードしてください。

NewsLetter 第141号 2017年 9月発行

日本女性学会NewsLetter

(*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります)

NewsLetter No. 141(2017年 9月発行)
→右のリンク先をクリックするとpdfファイルが開きます news141web

 

 

投稿日: 2017年10月5日 カテゴリー: NewsLetter