お知らせ

日本女性学会2024年大会において開催された分科会について、発言や運営に問題があったとの指摘、批判がありました。これをうけ、幹事会では、幹事に外部委員を加えた調査ワーキンググループを設置し、指摘された事実の存否を確認し、具体的な問題について調査をいたしましたので、その結果を公開いたします。 日本女性学会は今回の指摘、批判を真摯に受け止め、「学会活動の自由と公正のための宣言」(2006年6月10日、日本女性学会総会において採択)にもとづいて、大会を含めた学会運営の改善を検討してまいります。

2025年2月21日 日本女性学会23期幹事会

調査報告書

2026年度 「少額研究活動支援」対象者募集のお知らせ

日本女性学会2026年度
「少額研究活動支援」対象者募集のお知らせ

 

日本女性学会では、「少額研究活動支援」により、常勤ないし正規雇用契約をもたず、研究財源の確保に困難をかかえている会員の研究活動を支援しています。

下記の通り、2026年度の支給対象者を募集します。ささやかな活動ですが、ぜひ活用ください。

 

内容:対象者の日本女性学会の趣旨に沿った活動に対し、1人あたり3万円の研究

活動支援金を支給する。

対象:2026年4月1日以降に常勤ないし正規雇用契約をもたない会員10名

応募要件:

(1)前年度(2025年度)までの会費が納入されていること

(2)日本女性学会会員の会費区分 6,000円の者

(3)常勤ないし正規雇用契約下にないこと

(4)日本学術振興会特別研究員でないこと

ただし、本研究活動支援金の支給は一人あたり3 回までとする。

応募方法 :日本女性学会ウェブサイトに備える応募用紙により日本女性学会事務局宛 郵送

送付先 :日本女性学会事務局  〒020-0124 盛岡市厨川4-13-8

応募締切 :2026年4月19日(日)着分まで

*詳細および応募用紙は、「少額研究助成実施要項」のページ

*なお、報告書の〆切は 2026年 6 月末です。提出された報告書はホームページに掲載します。

女性学Vol.31発行されています

女性学Vol.31が発行されています。

特集

特集にあたって 2023年大会シンポジウム

巻頭言 性犯罪、性暴力に対して日本社会はどう変わったか~加害者が責任を取らされ、被害者の思いが受け止められる社会への道のり 北仲千里(コーディネーター)

支援現場からみえる性暴力被害の実態 周藤由美子

2023年6月刑法改正~同意のない性的行為は処罰されるのか 中山純子

メディアと性暴力〜当事者性と報道、その背景 吉永磨美

 

論文

女性研究者が語る研究職としてのキャリアに関する意識の変化――大学が実施する上位職育成プログラム参加者へのインタビュー調査から 樋熊亜衣・河野禎之

洋風化粧の普及におけるジェンダーの利用―美容師の役割に着目して  楊 雅韻

「人格的ケア関係」としての夫婦における親密性と平等性ー「フェミニズム正義論」を手がかりとして

岡田玖美子

自衛隊の軍事的男性性をいかに論じるのか―戦う軍事組織か、戦わない軍事組織か 児玉谷レミ

 

書評

杉浦郁子・前川直哉著、『「地方」と性的マイノリティ——東北6県のインタビューから』 大森駿之介

WOMEN’S STUDIES Vol. 31 (2023)

Journal of Women’s Studies Association of Japan

WOMEN’S STUDIES Vol. 31 (2023)

Edited by the Editorial Committee of the Women’s Studies Association of Japan

CONTENTS

Special Issue: How Japanese Society Has Changed against Sexual Crimes and Sexual Violence
How Japanese Society Has Changed against Sexual Crimes and Sexual Violence: The Path to a Society Where Perpetrators are Held Accountable, and Victims’ Feelings and Thoughts are Accepted and Considered(Facilitator)  KITANAKA Chisato
The Reality of Sexual Violence as Seen from Support Sites SUTO Yumiko
June 2023 Penal Code Amendment: Will Sexual Acts without Consent be  Punished? NAKAYAMA  Junko
Media and Sexual Violence: Victims, Media Reporting, and Surrounding Background YOSHINAGA  Mami
Articles:
Female Researchers in Japan Discuss Attitudes toward Research Careers: A Survey of Interviews with Participants in the Higher Position Development Program HIGUMA Ai

KAWANO Yoshiyuki

The Use of Gender in the Spread of Western-style Makeup: Focusing on the Role of Hairdressers YANG Yayun
Intimacy and Gender Equality in Married Couples as “Personality Care Relationships”: With a Cue from “Feminist Theory of Justice” OKADA Kumiko
Considering How to Theorize Military Masculinities of the Japanese Self-Defense Forces:

The Military Organization for Combat Missions or Non-combat Missions?

KODAMAYA Remi

Published by The Women’s Studies Association of Japan, Tokyo, Japan

投稿日: 2025年1月9日 カテゴリー: Journal

お知らせ

2024年度日本女性学会大会の分科会において、発言や運営に問題があったとの指摘、批判がありました。これをうけ、現在、幹事会では対応を検討しているところです。結果については、追って公表いたします。

2024年7月14日
日本女性学会22期・23期幹事会

2024年度日本女性学会大会について

2024 年度日本女性学会大会情報

次回大会予告

※対面で開催の予定です

会場:武蔵大学江古田キャンパス
大会シンポジウム
「女性学を継承する」
大会日程(予定)

1 日目 6 月 8 日(土)13 時〜 16 時 30 分(予定)
大会シンポジウム、その後総会、懇親会
2 日目 6 月 9 日(日)9 時 30 分〜 15 時(予定 昼食休憩を 1 時間ほど含みます) 個人研究発表、パネル報告、ワークショップ

 

大会シンポジウム「女性学を継承する」

シンポジスト:上野千鶴子(認定 NPO 法人ウィメンズアクションネットワーク) 佐藤文香(一橋大学)
司会/コーディネーター:内藤和美・牟田和恵(日本女性学会幹事)

日本女性学会が設立されたのは、1979 年である。ア メリカの諸大学で women’s studies に学んだ井上輝子が 賀谷恵美子らとともに「女性学」を提唱したのは 1970 年代半ばで、これが女性学会の設立につながったのである。
女性学は、既存の学問が圧倒的に男性によって担われ、 男性の社会的経験に基づいて理論化・体系化されてきた ことへの問題意識からはじまった。その歪みをただし、 新たな方法論や概念・理論や解釈を作りあげ、性差別が どのようなものであり、どう再生産されるのかを解き明 かそうとしたのである。
また、女性学は、性差別の撤廃を求めるフェミニズム の学問的表現としての歴史を持つ。日本女性学会が創設されてから約半世紀の間、男性学が誕生し、ジェンダー 研究という名称も加わり、さらにはセクシュアリティの 研究、またジェンダーとのさまざまな交差を問うような 多様な研究の展開がおこなわれてきた。
こうした歴史に鑑みて、いま、女性学の固有性や現代 的意味を改めて問う必要があるのではないかと思われ る。
シンポジウムでは、日本の女性学の創設世代の研究者 として上野千鶴子、続く世代の研究者として佐藤文香に、 女性学が何であり、どう継承していくべきなのかについ て論じてもらう。指定討論者にも登壇いただく予定であ る。

 

個人研究発表・パネル報告・ワークショップ募集について

カテゴリー(個人研究発表、パネル報告、ワークショップ)を明示したうえで、以下の方法でご応募ください。

・個人研究発表:発表タイトル、発表者名(所属)、要旨(150 字以上 200 字以下)
・ パネル報告:パネルタイトル、コーディネーター名(所属)、各発表者名(所属)、各発表タイトル、各要旨 (150 字以上 200 字以下)、司会者名(所属)
・ワークショップ:テーマ、コーディネーター名(所属)、各発表者名(所属)、概要(150 字以上 200 字以下) 締め切り:3月31 日(日)24 時

● 個人研究発表は、ひとつの分科会で、3 〜 4 人の方に発表していただきます。幹事会で発表の組み合わせと進 行担当幹事を決めます。
● パネル報告は、共通するテーマの 3 件以上の研究発表で構成してください。公平な時間配分と十分な質疑時 間の確保にご留意ください。
● ワークショップは、参加者との共同作業でテーマを発展させていく取り組みで、研究発表とは性格の異なるも のです。原則として複数の発表者が分科会全体(2 時間程度)を担当していただきます。
● 発表者、コーディネーター、司会は会員に限ります。応募の際にご確認ください。非会員の方は応募時にご入 会ください。
● 個人研究発表・パネル報告・ワークショップをされる方で、学生、院生、OD 等、常勤職についていない方に は、学会より旅費の補助を行います(総額 10 万円を人数と距離に応じて配分しますので、補助金額は未定です)。 希望される方は、報告申込の際に、その旨記載ください。
応募は、以下のそれぞれの URL に入力ください。

個人発表:https://x.gd/ZgrYi

パネル報告:https://x.gd/K9wWP

ワークショップ:https://x.gd/NeaM1

URL で入力ができない場合、以下 2 名のアドレスにご連絡ください。
三枝麻由美(mayumi.saegusa33●gmail.com)、西倉実季(nishikura●rs.tus.ac.jp)

※●を@に変換してください。

 

 

少額研究助成報告

これまでの日本女性学会少額研究助成について

2024年

児玉谷レミ 自衛隊広報のジェンダー分析(報告書
楊雅韻 「医薬品」から「化粧品」へ―近代日本の「化粧品」業界とジェンダー(報告書

2023年度

井上 瞳 性暴力被害者支援に関する医療人類学的研究(報告書
于 寧 中国における同性愛主体の浮上の歴史―1910年代以降の大衆メディアを中心に(報告書
大森 駿之介 地方地域社会における性的マイノリティの社会学的研究―アイデンティティ管理と社会関係の形成(報告書

2022年度

武内 今日子 現代日本におけるXジェンダー/ノンバイナリー概念の受容史 (報告書

2021年度

岡崎 佑香 ヘーゲル哲学における性
岡田 久美子 夫婦の非依存的ケア関係におけるジェンダー非対象性の理論的検討-ケア・フェミニズムと親密性理論を基盤として
在日中国系セクシュアル・マイノリティ女性の実態把握に関する研究
中村 奈津子 東海地域における中小‥のジェンダー平等への取り組みを可視化する
永山 理穂 美容産業従事者へのインタビュー調査
西田 梨紗 アメリカン・ルネサンス期における女性たちのジェレマイアッドーマーガレット・フラーを中心にー
山田 秀頌 トランス・ジェンダー理論における性同一性障害体制の分析

2020年度

高橋 幸 J.バトラーとD.ハラウェイのフェミニズム理論の再検討:両理論の領域横断的広がりを踏まえた、ポストモダンフェミニズムの批判的継承

2019年

西田 梨紗 アメリカン・ルネサンス期における女性たちと知の渇望

2018年

五十嵐 舞 ブラック・フェミニズムのプロジェクトとトニ・モリスン
鈴木楓太 女性アスリートの身体表象に関する史的研究――人見絹枝に関する「日本女性らしさ」の語りを中心に
高橋 幸 日本における「ポスト・フェミニズム」:若い女性の「フェミニズム離れ」についての社会学的研究
堀川 修平 民間性教育研究団体における性の多様性実践の変容に関する聞き取り調査
真野 孝子 フェミニズム文学批評 日本における女性学の総括

2017年

岡崎 佑香 フェミニズムのヘーゲル解釈の再検討
渋谷 典子 NPO活動者と労働法 ーー「ケアとジェンダー」の視点を踏まえて
林 やすこ 指定管理者制度と市民のエンパワメントに関する研究ー評価を通じた政策インフラストラクチュアの創設
原 裕美 米国の女子大学と同窓会の連携を支える専門職に関する調査研究

2016年

安達菜穂子 差別の正当化・抑制モデルによるホモフォビア(同性愛嫌悪)の検討
杉本和子 映画における「働く女性」の表象の変容について―セクシュアリティの視点からの分析と考察
中尾泰子 20世紀初頭のロシアにおける同性愛と文学―クズミンとパルノーク
中川裕美 BL(ボーイズラブ)研究を再考する―インタビュー調査を中心に
速水裕子 アルツハイマー型認知症が女性に多い理由について

2015年

伊藤 静香 女性のNPO活動は女性の社会参画を生み出すことができるか
岩川 ありさ 多和田葉子『雪の練習生』における異類家族についての研究―クィア批評の視点
渋谷 典子 「新しい公共」における雇用政策とNPO活動―市民活動を推進するNPO法のあり方を目指して
杉本 和子 映画における「女教師」表象の変容
須藤 八千代 男女共同参画社会と相談実践―相談の総合力とは何か
関 めぐみ 労働とハラスメント―大学アメフト部の「女子マネージャー」を事例として
巽 真理子 現代日本の父親の子育てと男らしさ―父親へのインタビュー・データ分析
米倉 清花 読書会を通じた若年世代のフェミニズム論考

2014年

巽 真理子 現代日本の父親の男らしさと子育てというケア-ケア論からの「父親の子育て」再考-
後藤 優子 なにが彼女たちをそうさせたのか?金子文子とシモーヌ・ヴェイユの近代
杉本 和子 戦後日本映画における「女教師」と「芸者」

2013年

小川真理子 民間シェルターや自治体等DV被害者支援を行なう関係諸機関への調査費用
木下直子 アーティスト会田誠の表現にみる性暴力の現前性をめぐる考察
冨永貴公 社会教育施設におけるジェンダー問題学習のアクション・リサーチ
堀江有里 〈レズビアン・アイデンティティ〉をめぐる理論的整理とフェミニズムにおける可能性の模索

2012年

水野 英莉 スポーツ参加・達成における女性間の差異の比較研究
牧野 雅子 「警察官の妻」が治安維持業務に果たす役割に関する歴史的研究

2011年

石井 由香理 90年代以降,トランスジェンダーたちの性に関する問題意識はどのように変遷したか
岩川 ありさ 現代日本文学におけるジェンダー化された被傷性の表象研究―トラウマ理論とクィア・スタディーズをつないで
浦田 三沙子 韓国朝鮮半島南部における海女業の成立と終焉をめぐる研究:海女の夫婦関係に着目して
斎藤 正美 「従軍慰安婦」問題へのバッシング対応の研究
橋本 のぞみ 野溝七生子の文学に関する研究
林 祐子 フェミニスト思想家青木やよひ(1927-2009)の全作品リストの作成
平井 和子 日本占領とジェンダー
牧野 雅子 「警察官の妻」が治安維持業務に果たす役割に関する歴史的研究
水野 英莉 「産ませる」技術をめぐるジェンダー/フェミニズムの議論の再検討―卵子提供、代理母は「労働」か搾取か
山口 佐和子 日本におけるDV政策(Social Work Social Development 2012 における発表)

 

*2012年度の助成に関しては、データが完全ではありません。該当の方は、事務局までお知らせください。